「健康」とはどのようなイメージをもっているでしょうか？
WHO(世界保健機関)では「健康とは、肉体的、精神的そして社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病や病弱の存在しないことではない」と定義しています。
「健康」といえば、身体的なものを思い浮かべることが多いのではないでしょうか？。しかし、表面上病気でなければいいというものではなく肉体的にも、精神的にも、更には社会的に見ても、全てが良好な状態でなければ、健康とは言わない、ということです。またWHO憲章では「到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的若しくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである。」「全ての人民の健康は、平和と安全を達成する基礎であり、個人と国家の完全な協力に依存する。」「ある国が健康の増進と保護を達成することは、全ての国に対して価値を有する。」と以上のように謳っています。
つまり健康が個人にとっても国にとっても極めて大切なものです。その達成に向けて個人と国が協力していくことが必要ということである。
これからは経験したことのない超高齢社会を迎えることになる。QOL（Quality of Life）、すなわち生活の質、中身に、より多くの関心が寄せられるようになってきました。
こうした中、一人一人が心豊かに生き生きと過ごせるようにしていくためには、単に長寿であるだけでなく、「いかに健康で過ごすことのできる期間を長く保つか」、すなわち健康寿命の延伸と、それによる健康長寿社会の実現が、今を生きる私たちにとって最重要課題の1つになります。
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