ビタミンは代謝の調節をする栄養素。「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミン」と2つに分けることができます。
脂溶性ビタミン:脂溶性ビタミンとは、ビタミンA・D・E・Kの4種類で油に溶けやすく水に溶けないビタミンです。過剰摂取はトラブルの元となりますので注意が必要です。
ビタミンA:皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。不足すると①目のトラブルが増える、②肌や髪がパサつく、③口内炎が治りにくくなる。
ビタミンD:丈夫な骨づくりに欠かせない。不足すると①虫歯ができやすくなる、②イライラしやすくなる。
ビタミンE:老いとの関係が深い活性酸素を撃退する。不足すると①肌が乾燥しやすくなる、②肩こりや腰痛が悪化する、③体臭の原因になる。
ビタミンK:出血した時に血液を固める働きをする。不足すると①出血が止まりにくくなる、②骨がもろくなる、③青あざができやすくなる
水溶性ビタミン:水に溶けやすいビタミンで体内で溜めておくことができない。こまめに摂取する必要がある。
ビタミンC:肌の維持・風邪予防・ストレス対策など様々な働きを行う。不足すると①肌が乾燥し、シワ・シミができやすくなる、②イライラしやすくなる、③風邪をひきやすくなる。
ビタミンB1:脳や神経の働きをサポートする。不足すると①疲れやすくなる、②精神的に不安定になりやすくなる。
ビタミンB2:抗酸化酸素の働きを助ける、脂肪燃焼に関係が深い。不足すると①口内炎になりやすい
ビタミンB6:タンパク質の代謝を助ける。また女性の体調を整える効果がある。不足すると①生理前に体調を崩しやすくなる、②口内炎になりやすくなる。
ビタミンB12:赤血球を作り出すのを助ける、貧血・肩こり・不眠などに効果がある。不足すると①貧血を起こしやすくなる、②肩こり・腰痛になりやすくなる、③記憶力が低下しやすくなる
ナイアシン(ビタミンB3):エネルギー代謝に関わる、消化器官を正常に保ちアルコールを分解する働きがある。不足すると①胃腸の調子が悪くなる、②二日酔いになりやすくなる。
パントテン酸(ビタミンB5):髪・肌をキレイに保ち、栄養素の代謝を促す。不足すると①肌がボロボロになる、②疲れやすくなる
葉酸(ビタミンB9):胎児の正常な発育を支え、動脈硬化の予防が期待できる。不足すると①貧血になりやすくなる。②動脈硬化になりやすくなる。
ビオチン(ビタミンB7):皮膚の炎症を抑える働きがある。不足すると①白髪が増え、脱毛に繋がる、②食欲不振に繋がる