トレーニングとは運動や環境に対する体の適応性を利用し、体の機能を高度に 発達させる行為をいいます。トレーニングは健康を保持増進させる目的でおこなわれるもの、スポーツの競技力を向上させる目的でおこなわれるものとがあります。
トレーニングの種類
①筋トレ:筋肉に負荷をかけることで筋肉の成長を促し、筋出力を高めるトレーニング方法です。腕立て伏せやスクワットなどが代表的な筋トレになります。
②有酸素運動:筋肉を収縮させる際のエネルギーに「酸素」を使う運動で小~中程度の負荷をかけて行うウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどが代表的な運動になります。
③ストレッチ:筋や関節を伸ばし、筋肉の柔軟性を高め怪我の予防や疲労回復のための運動です。スタティックストレッチ、ラジオ体操などが代表的なストレッチです。
トレーニングの原理
①過負荷の原理:日常生活以上の負荷を与えなければ、トレーニングの効果はない。トレーニングをしていても同じ負荷では効果が現れにくくなります。
②可逆性の原理: トレーニングで高めた体力や筋量も止めてしまえば元のレベルに戻ってしまう。トレーニングは継続していく必要がある。
③特異性の原理:やり方によって効果が変わります。筋力を高めたいのに筋持久力を高めるやり方では求める成果は現れません。
トレーニングの原則
①漸進性の原則:トレーニング効果を出すためには同じ負荷で続けるのではなく、徐々に負荷を高めていくことが必要です。
②全面性の原則:全体的にトレーニングを行うことで目的のトレーニング効果も高まる。偏ったトレーニングはボディバランスの崩れやケガの原因になります。
③意識性の原則:トレーニングがどんな意味を持っているかを理解するとトレーニング効果が高まります。
④個別性の原則:目的にあわせて個人に合ったトレーニングや負荷設定を行わなくては効果は現れません。
⑤反復性の原則:トレーニング効果を出すためには反復して継続することが必要です。